第9回年次学術大会

  テーマ:スマート&ウェアラブル化するITヘルスケアへの展望
  会 期:平成27年6月6日(土)〜7日(日)
  会 場:熊本市にて開催(調整中)

                                 開 催 趣 意 書 
                                                         平成26年5月吉日

                                             大会長
                                              宇宿 功市郎(熊本大学医学部附属病院 教授)
                                             実行委員会 委 員長
                                              木暮 祐一 (青森公立大学経営経済学部 准教授)

 謹啓、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 超高齢化社会の実現、健康で安全安心な生活ができる環境の実現に向け、ICT(=IT、情報通信技術)の利活用は今後もますます重要なものとなっていま す。日常生活における健康管理・疾病管理は世界共通の課題とされ、自分自身の健康状態を常に把握すると共に、そうした生体情報データを医療スタッフと共有 することで的確な助言が得られる環境がすでに現実のものとなり、すでに世界では高騰する医療費を適正化する効果があることも認められるようになりました。 こうしたICTの利活用は医療機関や保険者等の経営効率改善にも期待できます。また救急医療の分野においても、ICTを用いた迅速な情報共有の成果が救命 率の向上に寄与しています。ICTを用いることによる様々な情報の可視化によって医療行為に関わる安全性や質の向上に期待が持たれています。

 さらにわが国では、医療・ヘルスケア分野でICT利活用していくためのインフラにおいて世界の中でもトップクラスの光ブロードバンドインフラやモバイル 通信ネットワークが整った素晴らしい環境が整備されています。近年はスマートフォンの普及により、誰でもがコンピュータに相当する機器を常に身につけて利 用する環境が当たり前のこととなり、市民一人ひとりの日常生活における健康に関わる情報の収集や、健康状態に応じた情報提供が簡単に実現できるようになり ました。さらに2015年以降はウェアラブルコンピューティング時代の幕開けとなり、これまで以上にICTを身につけながら医療やヘルスケアのサービスを 受動的に利用できる時代が到来しようとしています。

 すでに様々な分野において、医療・ヘルスケア分野におけるICT利活用の研究・開発が進んでいるところですが、第9回学術大会では、こうした超高齢化社 会に向けた取り組み、人々の日常生活における健康管理の取り組み、救急医療や医療施術におけるICT利活用の取り組みなど、医療・ヘルスケアをめぐる ICT利活用の様々な研究成果の集大成を目指したいと考えています。さらに、医療・ヘルスケア分野に応用可能な最新のICT利活用環境を探るべく、情報通 信、情報工学、医療情報やその活用に関わる研究者や企業関係者にもぜひ積極的にご参加いただきたく企画を進めてまいります。学際分野や立場を超えて共に最 新の情報を共有することで、ICTを活用した健康で安全な社会の実現を目指し、ご参加いただく皆様同士で闊達な議論ができることを期待しております。

 本学会の活動が広く認識されると共に、第9回学術大会の開催趣旨をご理解いただき、皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます。      謹白




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