ITヘルスケア学会 第8回学術大会 ITヘルスケア学会 第8回年次学術大会

シンポジウム

5/24(土) 9:30~11:30 第1会場

健康支援の展望~ICTを用いたこれからの支援技術~

 Healthcareは医療,保健(健康),介護(認知症を含む)にまたがる領域です. センサ,ネットワーク技術などのICTの発達により生体信号や身体機能が簡単にモニタリング・活動評価できるようになりました. さらに個人の時系列的データやグループでのデータが集められるようになり,様々なエビデンスが構築されつつあります.一方で, その活用方法が課題となる事例が多くあります.
 本シンポジウムでは,健康支援,介護予防をキーワードに構成し,これからの健康支援の展望について議論します.

座長: 山下 和彦(東京医療保健大学)

講演1 医療・健康分野における計測技術の活用とココロにまで踏み込んだ健康支援の展望
山下 和彦(東京医療保健大学,実行委員長講演)

講演2 メリハリをつけて歩く「インターバル速歩」:生活習慣病・介護予防のための遠隔型個別運動処方システム
能勢 博(信州大学大学院)

5/24(土) 15:20~17:20 第1会場

現場から学ぶモバイルヘルスケアのTips and Pitfalls

 ITとモバイルの普及により、医療情報の利活用は大きく進化した.タブレット端末やクラウド,医療機器セキュリティや画像管理,3Dプリンタなど,新しい領域への影響も議論されてきた,
 そこでモバイルヘルスケアの現状と課題について,実際の臨床現場で活躍している当事者たちが報告する.

座長:杉本真樹(神戸大学大学院),磯部 陽(国立病院機構 東京医療センター)

講演1 佐賀の救急iPadの成果と課題からみえるヘルスケアの未来
円城寺 雄介(佐賀県健康福祉本部)

講演2 産業保健分野におけるiPad、iPhoneの活用
三宅 琢(東京大学先端科学技術研究センター)

講演3 創発的な医療、医療セキュリティ
山寺 純(Eyes, Japan)

講演4 OsiriXによる中小規模病院におけるモバイルPACS連携
菅野 忠博(ニュートン・グラフィックス)

講演5 医療を可視化・可触化するICTと3Dプリンティング
杉本 真樹(神戸大学大学院)

5/25(日) 9:00~11:00 第1会場

認知症を取り巻く現状とICTへの期待~ケアの視点を中心に~

医療と介護の連携が語られて久しい一方、認知症500万人時代、軽度認知障害(MCI)を入れると1,000万人時代となる。高齢者3000万人のうちの1,000万人という超、超超認知症時代に向けて、認知症の人が尊厳を持って、 また安全に暮らすことができる社会づくりが必要であり、ICTに期待されるところは大きい。

【前半】ユマニチュードの実際と知能情報学的な解釈 今、認知症の人が生き生きとして暮らすことができる社会をつくるために認知症ケアメソッドのひとつ「ユマニチュード」が注目されている。「ユマニチュード」に着目された総合内科医の本田氏に、認知症対策の現状とあるべき姿を語っていただく。 同時に、知能情報学の専門家である竹林氏には全体を通してその特徴と「認知症情報学」としての意義について語っていただく。

【後半】地域における認知症対策(区~東京都)
『みま~も』をはじめとして、地域見守りネットワークを東京・大田区の包括支援センターと、周囲の企業体をも含めた地域ネットワークづくりに尽力している澤登氏。および、そのICTネットワークの土台づくりに尽力された山本氏をお迎えし、 現在の姿と将来に向かって語っていただく。今後の認知症ケアをサポートするためのICTを使った啓蒙普及、 ICTを利用した地域ネットワークづくりの未来について総合的に討論して頂く予定である。 最後に、東京都における認知症対策の要として尽力されている中山氏に東京都の現状とあるべき姿を語っていただく。 尚、ユマニチュードについては2014年2月5日(水)のNHKクローズアップ現代で紹介された。

座長:町永 俊雄(元NHK),高瀬義昌(医療法人社団 至高会理事長)

講演1 知覚・感情・言語による包括的ケア技術・ユマニチュード
本田美和子(国立病院機構 東京医療センター)

講演2 人間中心の認知症情報学の発展に向けて
竹林洋一(静岡大学大学院)

講演3 新たな都市型ネットワークモデル 『みま~も』が生み出した地域に暮らす安心とは!
澤登久雄(大田区地域包括支援センター入新井)

講演4 地域見守りネットワークにICTの有効活用、多職種間連携で実動するクラウドサービスの事例報告
山本奨(株式会社カナミックネットワーク)

講演5 2025年を見据えた東京都の認知症対策~地域包括システムの構築に向けて~
中山政昭(東京都高齢社会対策部長)

5/25(日) 15:30~17:30 第1会場

日本における医療・ヘルスケアビッグデータの未来を考える—現状と展望—

 インターネット,スマートフォンとった情報通信ネットワークや機器と医療・ヘスルケアサービスをより密に連携させ,得られるビッグデータをうまく利活用することは,アベノミクス第三の矢の一つである「健康長寿社会から創造される成長産業」の端緒となることは間違いない.そのための技術的なハードウェアとソフトウェアはすでに整っていると思われるが,残念ながら,そのビジネスモデルは未だに見えてこない.
 本シンポジウムでは,情報通信―医療・ヘスルケア連携により生まれる新たなサービスを日本で提供するためのアライアンスや企業の取り組みと,海外での成功事例に関する話題をシンポジストにより提供してもらう.そして,医療・ヘルスケアビッグデータの利活用に対する,現状の日本がかかえている問題点を浮き彫りにし,その将来について展望する.

座長:原 晋介(大阪市立大学大学院),阿久津 靖子(株式会社MTヘルスケアデザイン研究所)

講演1 
和辻 徹(シャープ株式会社)

講演2 
田上 信介(元ヘルスコンティニュアアライアンス日本代表)

講演3 ボディエリアネットワーク国際標準化とリバースイノベーション指向のヘルスケアへの適用
黒田 正博 (独立行政法人情報通信研究機構)